Ropponmatsu Urban Nature

六本松キャンパスの植物たちブログ篇(新)

九大桜(中庭の桜)

メインページでも書きましたように、跡地は周縁部に樹木を残して建物が解体されました。
一部の樹木や草本類はグラウンド跡地に仮移植されていますが、多くの樹木が伐採を余儀なくされました。
このブログでも以前ご紹介した、中庭の桜も伐採されたようです。いまはもうありません。

その中庭の桜が伐採される前に、どなたか地元の方が桜の枝を譲り受けたとのことで、校区の草ヶ江公民館の職員の方々がその枝を活けてお世話されていました。
その桜が、咲きました。
お話をうかがって公民館で写真を撮らせていただきました。

「九大桜」の銘が添えてありました。
上の写真が3月12日のものです。福岡のほかのソメイヨシノに先駆けて、春を伝えてくれました。


「ゆるゆる散歩」でもおじゃまして見学させていただきました。

九大に籍を置いていた者として、たいへんありがたかったです。
中庭の桜についてはURのほうで今後挿し芽を試みると聞いています。伐採はとても悲しいことでしたが、中庭の桜の遺されたいのちが、跡地にりっぱな桜の木となってよみがえることをいまは願っています。