Ropponmatsu Urban Nature

六本松キャンパスの植物たちブログ篇(新)

アキニレ・ハルニレ・ネコノチチ、そしてイチョウ並木

今日は草ヶ江公民館主催の「ゆっくり散歩六本松編」で、九大六本松キャンパス跡地のまわりと護国神社を歩きました。
福岡植物友の会の野村先生に植物の解説をいただきました。先生は六本松キャンパス内の植物の観察をしておられ、おかげで今日はキャンパス内のよく知らなかった木をいろいろ教わりました。

いちょう並木の今日の様子です。


こちら、アキニレだそうです。足元です。鳥が運んできたのでしょうか。

あたりに数株見られました。


こちらがハルニレ。このキャンパスのハルニレは先生のお好きな木だそうです。

九州では高いところにしか見られず、こんなところで見られるなんて…とおっしゃっていました。平地でここまで大きくなるのは珍しいとのことでした。樹齢は数十年あるだろうとのことです。

ここは雑木林「チョウの来る森」の一帯です。六本松には昔、チョウの研究をされていた白水隆先生がいらっしゃり、先生や門下生の方々がチョウの食草(チョウの幼虫が餌にする植物)を多数植えておられたそうです。御参加の方のお話によると、ハルニレも食草として植えられたのだろうということです。

ハルニレと言えば私は姉崎一馬さんの写真絵本「はるにれ」が大好きです。北海道へ行って本物を見てきました。そのハルニレが六本松にあるとは…。


そしてネコノチチ。枝の写真だけで、すみません。

葉のつき方が独特です。互生(ごせい:葉が枝に互い違いにつく)の一種ですが、枝の片側に2枚、もう片側に2枚、…とついていきます。今日初めて知りました。

調べたところ、なんでも「組互生」と言うそうです↓
参考ページ:「京都府立植物園 特別ウェブサイト - ネコノチチの黄葉と組互生」
http://hightube.jp/botanical-garden/160
…この前見学させていただいた京都府立植物園のページです。お礼がてら。


こうしてみると六本松キャンパス跡地はワンダーワールドです。


野村先生のお勧めの木、またそのうち取り上げます。


最後にいちょうを。


それぞれ、アキニレ、ハルニレ、ネコノチチの場所↓